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​Alone

「忘れたい」 ただこの感情と

共に独り歩いてる

熟れた思い出をそこに

何も言わず静かに落とした

 

幸せだと何も分からずに

過去になって初めて気付いた

もう二度とそこに戻れないと

 

奪っていたい あなたを

揺れる僕の心を惑わす

わかっていた その手を

奪えなくなっていく

笑っていた 記憶が

ずっとあると思っていたのに

雨に烟る(けぶる)淡い記憶に溺れていたい

 

「さよなら」と告げたあの日

独り月を眺めてた

隣で涙する君は

今何を思っていたのかな

 

失くさないよう

曝け出して

夢の中瞬く間に過ぎるから

 

笑っていたい あなたと

枯れた日々が彩られるから

染まっていた 心を

拭えなくなっていく

触れていたい その手に

消えない痛み 分かち合えるよう

わかっていたんだ君が何もできないことを

 

幸せだと何も分からずに

過去になって初めて気付いた

もう二度とそこに戻れないと

 

奪っていたい あなたを

揺れる僕の心を惑わす

わかっていた その手を

奪えなくなっていく

笑っていた 記憶が

ずっとあると思っていたのに

雨に烟る淡い記憶に溺れていたいから

もう忘れてしまいたい

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