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​mist

明日を歩くために綴った

言葉を僕は読んでいる

昨日を失う怖ささえ

憶えていないから

 

忘れたくないと願う日々を

刻んでは君を思い出す

不安と共に過ごしていく

孤独に飽きていたから

 

愛されていたことさえ

心の中にはもういない

離れないでずっと

願う声が響いていた

冴えない朝の日差しが

僕の声を包み込む

忘れないで

此処に君がいたことを

ねえきっと

 

静かな街を眺めていた

遠くで光る星を見て

浮かべた君の横顔が

あまりに綺麗すぎて

 

誇れる物なんて何も

ないからって諦められるほど

どうでもいいと

思えることではないからさ

 

愛されていたことさえ

心の中にはもういない

離れないでずっと

願う声が響いていた

冴えない朝の日差しが

僕の声を包み込む

忘れないで

此処に君がいたことを

離れないで

忘れていく

君の声も全部

また出会えると信じてる

ねえきっと

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